サッカーで海外へ行くということについて

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現在私が指導者として関わっているアキスポアカデミーU-12の選手には、バルセロナが主催するプログラムでスペイン留学をしてきた選手がいます。

個人的には素晴らしい時代になったなと実感するとともに、指導者側も伝えるべきことを変えていかなくてはならないなと思いました。

僕自身も19歳のころにスペインにサッカー留学をしています。2006年9月~2007年3月までの半年間です。

自分のスペイン留学の経験から、現在関わっている選手に伝えられることはあるはずですので、ここで記事にしておこうと思います。

基準を世界レベルに!上達のために留学するのではない

まず伝えたいのは、スペインに留学しただけではサッカー自体はさほど上手くならないという現実です。

僕は6ヶ月、バルサキャンプは10日間のプログラムです。

僕自身、スペインでは怪我をしてしまい、実質1ヶ月ほどのプレータイムになっていますが、1ヶ月ではせいぜい順応する程度しかできませんでした。バルサキャンプでは10日間の短期の留学になります。

実際にバルサキャンプでは、スペイン人コーチがみっちりとトレーニングしてくれるという大きなメリットはあります。ただ、サッカーの技術は日常の積み重ねがゲームに出るものです。1つの手法をしっかりと子どもたちに刷り込ませるには継続して1年以上の指導は必須だと思います。

ゆえに10日間で劇的にサッカーがうまくなるというのがこのプログラムのメリットではないですし、長期(6ヶ月以上)のサッカー留学においても同じです。

サッカーの上達のみを目的に留学すると、あまり変化のない自分にがっかりすることになると思います。

サッカー留学は自分の中の基準を変えることに大きなメリットがあります

日本では到底経験できない、技術、戦術、フィジカル、メンタルの差を感じることが重要です。それを基準にすることで、国内での今後のサッカーキャリアの質を向上させることができます。

まとめ
  • 海外留学でサッカーは劇的に上達はしない
  • サッカーの上達のみを目的として留学するのではない

年少時の留学経験をいかに日常に落とし込めるのか

留学しただけではサッカーが上手くならないなら、行く意味はないのでは?と思う人もいるでしょう。しかし、若いうちであればあるほどに、効果が大きいのです。

以下、海外留学のメリットです。

  • 12歳でスペインに行って、バルセロナの街クラブとゲームをする
  • 本気でプロを目指している日本全国の選手たちと行動をともにする
  • 海外を経験する

これらの経験は本当に大きな財産で、帰国してからの日常はこの経験がベースになります。徐々に日常のトレーニングや周りの選手の意識レベルに物足りなさを感じるようになり、地元の強豪チームが弱小に見えてくるものです。

若いうちに海外を経験し、高い基準を自分の中で持っていると、日常のトレーニングの質を向上させようとします。これが、そのまま年齢を重ねて積み上げたときに非常に大きな差となる可能性があります。

12歳になるまでに海外を経験しているというのは、今後のサッカーキャリアの伸びしろを大きく伸ばす可能性を秘めているということです(生かすも殺すも自分次第ですが)。

海外で感じた自分の足りなさをいかに日常に落とせるのか?ここは関わっている指導者も基準を高く持って選手に接することが重要です。

指導者としても、各種講習会に参加すると、「世界レベルを日常に」というスローガンとともに、JFA(日本サッカー協会)からの落とし込みがあります。こういった講習や各種媒体での世界サッカーの情報収集を常に続け、海外留学してきた選手に適切な刺激を与え続ける環境の提供というのが大きな命題でもあると感じています。

まとめ
  • 年少時の留学経験により、その後の積み上げの質が高くなる
  • 海外で感じた差を帰国後にどうやって埋めるのかを考える
  • 指導者側も世界基準の指導をしていくべき

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